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今月のアイルランド

IRELAND THIS MONTH 今月のアイルランド
第二回 2004年6月  
リズモア LISMORE

アイルランドのライン川と言われるブラックウォーター。その中流域にひっそりと存在する山あいの町、リズモア。周囲を豊かな大自然に囲まれ、観光客にも荒らされていない、昔ながらの落ち着きを保ち続ける静かなオアシスです。


リズモア城 が町のシンボル。ブラックウォーターを見下ろす、アイルランド有数の豪華な城。といっても、ここは驚くなかれ、未だに私有地で個人の邸宅です。一体どんな人が住んでいるのか、誰もが気になるところ。いずれにしても、中に入ることはできませんが、庭園だけは一般公開されています。

メインストリート は、典型的なアイルランドの町らしく、いくつかのお店やパブが並びます。お土産屋さんもあって、この町にも観光客が来るんだと実感。家々の塗りわけがカラフルなのも、アイルランドの町らしく、どこでも絵葉書になってしまいそう。主要道からはずれているので、静かです。

出窓 のかわいい家が沢山あるのが、この町を歩いていて気づいたこと。小さい家が多いんです。二階は屋根裏部屋みたいな部屋が2室、というのが典型的なパターンらしく、家ごとに綺麗な色で塗られていて、何ともほほえましいです。

 を飼っている家が多いようです。それも家の窓から外を見ているんです。最初は置き物かな、と思ったのですが、足を止めて目を合わせると、あちらもちょっと体を動かして、ボク生きてるよ、と教えてくれたみたい。そうしていつも道路の通行人を眺めているのでしょう。よそものを怪しむでもなく、これで番犬になるのでしょうか。悪い人なんかいない、昔ながらのアイルランドの田舎町だから、これでいいとしつけられているのでしょうか。

大聖堂 は、アイルランドでも有数の古さを誇り、この町の文化遺産。歴史は12世紀に遡りますが、現在の建物の多くは17世紀のもの。アングリカンのため、信者は少なく、観光客を含む訪問者の献金で維持されているようです。それほど大きくなく、素朴な感じで、ステンドグラスも穏やかなもの。中はミニ博物館のようになっていて、リズモアの歴史も少しばかり教えてくれます。

散歩 をしたくなるような町で、静かに歩き、語らうお年寄りも散見されました。それに今の季節、どこも花が綺麗で、町を挙げて花を育て、大切にしている様子が良くわかります。左は大聖堂とリズモア城を短絡する歩行者用の小径、右は町の中心にあるミレニアム・パーク。

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