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今月のアイルランド

IRELAND THIS MONTH 今月のアイルランド
第十九回 2006年4月  
スケリーズ SKERRIES

ダブリンから北へ列車で40分、ベッドタウン化の激しいダブリン北部を代表する町、スケリーズ。それでも昔ながらの漁師町の風情が色濃く残り、ダブリン市内とは全く雰囲気が異なっており、一昔前のアイルランドの良さが満喫できる町です。

 の季節。アイルランドでは桜の木は並木を作ったりせず、単独でポツリと立っていることが多いです。家庭で庭木の一つとして植えられていることも多いです。ましてその下で花見をするような習慣はありません。それにやはり、4月はまだ寒い。それでも日本同様、頑張って咲いていますね。

子供 は元気で、日本より多分健康的。海風の冷たい公園で、親の監督のもと、それでもとても元気に楽しそうに遊んでいます。そういえば日本ではこういう光景もめっきり見られなくなってしまいましたね。

マーテロタワー は、イギリスやアイルランドの海岸沿いに沢山見られる前世紀の防衛施設。ナポレオン戦争時代にイギリスやその植民地で多く作られ、今もあちこちに残っている、無骨な円筒形の塔です。ここスケリーズにもこのように、海岸の岬の突端近くに一つ、沖のシェニックス島という無人島に一つ、あります。今は何にも使われていません。

ビーチ の綺麗な町で、天気が良ければ市民が気軽に散歩に出てきます。砂浜は夏は海水浴場にもなります。訪れた時はちょうど干潮だったため、かなり広い砂浜が露出していました。

商店街 は、ダブリンに近いのに田舎町風で、地方都市にいるような感じがします。しかしスケリーズは基本的に住宅地のためでしょうか、生活必需品関係の店が多く、そしてパブが意外に少ないです。アイルランドはどこに行ってもパブが一番多くて、という、皆を喜ばせる決まり文句も、場所によっては当たりません。

無人島 が、このスケリーズの沖に4つほど確認できます。一つは上のマーテロタワーのあるシェニックス島、あとは、岬の突端から近い、小さなコル島(写真左)と、その沖にあるやや大きな、セント・パトリックス島(写真中)です。そしてもう一つ、かなり沖合いに灯台があるだけの、極小の島というか岩もあり、これにはロッカビルという名前があります(写真右)。

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